独りぼっちは、寂しいもんな

 断定的な物言いがあまり好きではありません。

 するのも、されるのも。

 

 「確からしい」「蓋然性が高い」と云える事柄はありますが、どんな時でも「万に一つ」を考えてしまいます。

 ”例外のない統計はない”なんて言い回しがありますが、非常識だ身勝手だと言われてきたせいか、自分が例外の側にいるとしたら、という懸念を強く持つ癖があるように思います。

 

 物語における主人公は多くイレギュラーな存在であり、周囲とは異なる考えや行動によって事態を解決へと導きます。その姿に、希望を見出してしまったとでも云うのでしょうか。

 

 物語の主人公になれないなら、せめて主人公の味方くらいはしてやりたい、なんて考えているのかもしれません。